亡国の徒に問う (文春文庫)のレビュー
男が「オトコ」を捨てた国の行く末…
彼が国を、国民を憂える気持ちは良く分かる。年を取れば取るほどそう思うだろう。彼が苛立つのも良く分かる。男として生きてきた者なら尚更だろう。彼の若年時代の生き方を見れば、今の日本の状態に我慢ならないのも良く分かる。オトコがオトコを捨てたような世の中だからだ。彼は必死に自国の情けない現状を打破しようと動いている。彼の言う情けない状態がこの本には山ほど書かれてある。それに危機感を持つか持たないか…であろうが、情けないのは、それらを見聞きしても一向に動こうとしない人たち(特に男たち)である。情けないことをしていてもそれが情けないと感じなくなっている事に今の日本の悲惨さがある。この本はそういう事を示しているのだが…もうこれ以上無い、というくらい書かれてあるのに、なかなか世の中が変わらない…ほんとに亡国にならないと分からないのか?なってからでは遅いのだが。痛い目に遭わないと気付かないのか?
一人の日本人として何を考え生きていくのか
「諸君!」や「正論」「文藝春秋」に掲載された氏の寄稿分をまとめたもの。「過去」の戦争に対する認識、現代科学を超越する現象について、尖閣諸島とその意味など、日本人のアイデンティティを自らの傍らに置きつつ読むことでココロが改まります。一つ、根源に戻ってじぶんん本来の気持ち・姿に戻りたいと思っている日本を愛している人には良い香辛料になることでしょう。
一人の日本人として何を考え生きていくのか
「諸君!」や「正論」「文藝春秋」に掲載された氏の寄稿分をまとめたもの。「過去」の戦争に対する認識、現代科学を超越する現象について、尖閣諸島とその意味など、日本人のアイデンティティを自らの傍らに置きつつ読むことでココロが改まります。一つ、根源に戻ってじぶんん本来の気持ち・姿に戻りたいと思っている日本を愛している人には良い香辛料になることでしょう。
現代への問題提起
読むと一瞬最近の若者は・・・というよくある現代批判のよう感じる。しかし読み進むにつれて自立した国家としてのあり方を今後どするかという重大なテーマを論じていることがわかる。第二次大戦後、憲法、戦後処理から危機管理まで何もかもあいまいにしてきた日本人に対する痛烈なる問題提起だ。特に憲法や防衛について論じることは長年タブーであったがタカ派・ハト派という俗な分類を超えて今後日本人が真剣にこの国のあり方を考えなくてはならないと感じさせる作品。
